【ドラマレビュー】『ラスト・キングダム(The Last Kingdom)』<Netflixシリーズ>のあらすじ・見どころ・感想・裏話を徹底解説

TVドラマ

(画像引用元:NETFLIX)

戦場でしか生きられない男が、愛と誇りを胸に運命を切り開く。
歴史の闇に刻まれた、激動の時代の物語。

1. 作品概要

『ラスト・キングダム』は、バーナード・コーンウェルの歴史小説「サクソン物語」を原作とした英国発の歴史ドラマ。9世紀後半、ヴァイキングの侵攻に揺れるイングランドを舞台に、サクソン人として生まれながらデーン人に育てられた戦士ウートレッドの波乱に満ちた人生を描く。壮大な戦闘シーンと緻密な人間ドラマが融合し、史実とフィクションが巧みに織り交ぜられている。Netflix配信により世界的な人気を獲得し、歴史ファンからドラマ好きまで幅広く支持されている。

2. シーズン毎のレビュー

シーズン1

概要
ウートレッドは幼くして領地と家族を失い、デーン人に育てられる。成長後、奪われたベバンバーグを取り戻すため、サクソン王国とデーン人の狭間で生きる決断を迫られる。
見どころ

  • 文化と忠誠の板挟みに揺れる主人公の葛藤
  • 初期の壮大な戦闘シーンと戦士たちの絆
  • ウートレッドとアルフレッド王の複雑な関係の始まり

シーズン2

概要
ウートレッドは仲間と共にウェセックスのために戦いつつ、自らの自由と復讐の道を模索する。宗教と文化の対立が激化し、予想外の裏切りが彼を翻弄する。
見どころ

  • 宗教対立を背景にした重厚な人間ドラマ
  • 友情と裏切りが生み出す緊張感
  • ブリーダとの関係の変化

シーズン3

概要
アルフレッド王の病状悪化と王位継承を巡る争いが勃発。ウートレッドは忠義と独立心の間で揺れながら、国を守るための最後の戦いに挑む。
見どころ

  • 戦略と政治が交錯する重厚な展開
  • 王と戦士の信頼と確執のクライマックス
  • 大規模な合戦シーンの迫力

シーズン4

概要
若き世代が台頭し、マーシアとウェセックスの行方が不透明になる中、ウートレッドは領地奪還を狙う。家族と仲間を守るため、再び戦場へ赴く。
見どころ

  • 新世代キャラクターたちの活躍
  • 家族の絆が物語を動かす感動的展開
  • 政治的駆け引きと裏切りの連続

シーズン5(最終章)

概要
イングランド統一を目前に、各勢力が最後の覇権争いを繰り広げる。ウートレッドは宿命と向き合い、ついにベバンバーグを取り戻すための決断を下す。
見どころ

  • 長年の伏線が回収される壮大なフィナーレ
  • ウートレッドの集大成ともいえる戦い
  • 歴史的瞬間を描く圧巻のスケール感

3. 視聴ガイド

1. 総計

全話数:46話(全5シーズン)
総時間:約42時間(※1話平均約55分で計算)
1話あたりの平均時間:約55分


2. 視聴ペース別の完走目安

  • 1日3時間視聴 → 約14日で完走
  • 1日2時間視聴 → 約21日で完走

3. 視聴スタイルのおすすめ

短期間で一気見派
→ 平日に2話+休日に3〜4話のペースで約2週間。戦乱と陰謀の緊張感を途切れさせず、物語の熱量を保ったまま完走できる。

じっくり派
→ 平日は1話+週末に2話のペースで約3週間。キャラクターの心理変化、文化・宗教の衝突、シーズンをまたぐ伏線をしっかり味わえる。

4. 主要キャラクター分析

  • ウートレッド・オブ・ベバンバーグ
     サクソン貴族の血を引きながらデーン人に育てられた複雑な背景を持つ戦士。自由と名誉を重んじるが、義理堅さゆえにしばしば政治に巻き込まれる。
  • アルフレッド王
     ウェセックスの知略に富む王。病弱ながらも戦略と信仰で国を守り抜く。ウートレッドとの信頼と対立は物語の大きな軸。
  • ブリーダ
     ウートレッドと幼少期を共に過ごしたデーン人女性戦士。愛と憎しみの間で揺れる激しい気質がドラマを動かす。
  • フィナン
     ウートレッドの忠実な仲間でアイルランド出身の戦士。ユーモアと実戦力を兼ね備えたムードメーカー。
  • エセルフレッド
     マーシア女王。政治手腕と勇敢さを兼ね備え、男性社会で戦い抜く稀有なリーダー。

5. 撮影秘話&トリビア

1. 撮影地はイングランドではなくハンガリー

「中世の空気を完全再現した異国の大地」
ドラマの舞台はイングランドですが、実際はハンガリー・コルダスタジオで撮影。村や城のセットが忠実に作られています。

2. 原作者と主人公の名前の不思議な縁

「作家の血筋が物語と交差する瞬間」
原作者コーンウェルの先祖には「Oughtred」という姓があり、主人公ウートレッドと響きが似ています。

3. 年齢設定と俳優の実年齢のギャップ

「演技力で埋めた10歳差の壁」
アルフレッド王役のデイヴィッド・ドーソンは実際より年下の設定で出演し、違和感のない演技を披露。

4. ウッバ役は戦士のリアルさを体現

「戦場の重みを知る男の演技」
ルーネ・テムテは撮影前にバイキング武術や馬術を徹底的に習得してから役に挑みました。

5. タトゥーデザインは北欧文化由来

「肌に刻まれた戦士の誇り」
ルーン文字や動物文様を融合させたオリジナルデザインで、歴史的背景を反映。

6. 巨大な馬“Flossy”と俳優の奮闘

「乗るのも一苦労な相棒」
馬Flossyは非常に大きく、俳優は乗る際に脚立を使うほどでした。

7. 延べ663日にも及ぶ撮影期間

「時間が生んだ迫真の映像美」
全シーズンを通じた撮影日数は延べ663日という長期にわたりました。

8. Netflix参画で世界配信が実現

「ローカル作品から世界的ヒットへ」
シーズン2以降Netflixが参画し、国際配信が可能に。人気が一気に拡大しました。

9. 歴史資料の少なさを創作で補完

「史実と想像力の融合」
制作陣は限られた史料を基に創作を加え、リアルで壮大な世界を描きました。

10. 『Seven Kings Must Die』で物語完結

「ウートレッドの旅の最終章」
映画版で主人公の最後の戦いが描かれ、シリーズは有終の美を飾りました。

6. 最後に。

この物語は、ただの歴史ドラマではなく、生き方を問う壮大な旅でした。
ウートレッドの勇気と信念が、あなたの心にも何かを残してくれるはずです。

(Netflix歴史ドラマ『ラスト・キングダム』公式予告編。9世紀のイングランド、サクソン生まれながらデーン人に育てられたウートレッドの壮絶な人生が、迫力ある映像と共に描かれています。)